【絶対、ダメ!!】個別指導塾に通ってはいけない理由

私は大学時代の数年間、個別指導塾においてアルバイトを経験しておりました。

そして、その内実を知っている私からすると、お子様を個別指導塾に通わせることはあまりオススメしません。

なぜなら、講師の質が悪いからです。

個別指導塾側はコストを安く抑えたいため、正社員として働く講師は少なく圧倒的に学生バイトが多いです。私が勤務していた教室などは教室長を除いて他の講師は全て学生アルバイトでした。教室長が海外旅行のために1週間ほど休暇を取った際には学生アルバイトが教室長の業務を引き継ぐ有様でした。

学生バイトはわずか1ヶ月ほどの研修期間を経るとすぐにOJT(職場で実務をさせることで行う従業員の職場教育のこと)と称して実戦投入されます。授業についてまったく素人がさも先生であるような顔をして教鞭をとるという恐ろしいことが起こっているのです。

しかも、塾講師アルバイトは授業以外にも生徒との面談、保護者との面談等神経を使うという意味で大変な仕事でありながら薄給(確かに、他のアルバイトと比べると時給が良いようにも思えるのですが、例えば1コマ60分1200円という設定がなされていても授業準備の時間については時給は発生しないので、実際の労働時間に対して発生する時給はそこまで良くないのです。授業の準備に60分かけるとすれば、実際の時給は600円ということになります。)であるため、すぐ辞める者も多いです。ある日塾に行ったら先生が予告もなしに変わってしまっているという無責任極まりないことが往々にして生じるのです。

さらに、塾アルバイトの多くは2流・3流大学に通ってる者が多いので、彼らの知識には大いに疑問があります。にもかかわらず、個別指導塾は各科目のエキスパートを雇うことはできないので、学生講師に全科目を担当させようとしてきます。文系の大学生が中高生に数学・理科といった理系科目を適切に生徒に教えることができるでしょうか?その逆も然りです。

1対2以上の個別指導になると最悪です。

生徒を自習のように勉強させて、質問があれば受け付ける。このような状況ですが、2人以上の生徒に違う勉強をさせて見てあげるというのはプロの講師でもかなり大変です。

そして、さっきもいったようにそれを大学生がやってのけるわけですから、当然手抜きすることもあるわけです。

片方から質問があれば受け付け、もう一方から質問がなければ放置。たまに様子見。これが現実なのです。中高と個別指導学習塾に通っていた頃、学生講師に放置された経験が私にもあります。

中には、全生徒を放置してスマホに夢中という意識の低い講師もいました。さすがに彼は首になりましたが。。

しかし、さっきも述べたように安い時給でやっているわけですから、プロ意識など毛頭もなくすべて中途半端になるのです。

にもかかわらず、個別指導塾の授業料は集団講義の授業料よりも格段に高いです。週一回の講義で1ヶ月2万円とかです。これに夏期冬季講習等で10万円ほど加算されるのです。

それでも、あなたは、無責任で利潤追求しか頭のない個別指導塾にお子さんを通わせようと思いますか?

ただ、最後に、誤解のないように一言だけ述べさせてもらいますと、本当に生徒思いでかつ授業も上手という素晴らしい学生講師の方もいらっしゃいました。すべての学生講師が悪いというわけではありません。もっとも、そのような先生に運良くめぐり逢える確率はほんの僅かですが。